HIV検査は感染の可能性があった日から3ヶ月以上経過してから受けて下さい。

これは保健所や病院など、一般的なHIV抗体検査で見かける注意書きです。

3ヶ月以内だとまだHIV抗体が体内にできていない可能性があるので、仮にHIVに感染していても見つからない可能性があるのです。

◇HIV抗体検査を受けるには

むろん、3ヶ月経過するまで待つのは理屈でそうなっているのでどうしようもありません。それを百も承知で、しかしHIV感染に不安を持つ身としては、とうてい3ヶ月も待てないこともあります。

自分がHIVに感染しているのではないかと不安でたまらず、食事ものどを通らない、夜もろくに眠れない。もちろん仕事も上の空で手につかず。かとって、誰にも相談できず、ひとりで悶々と悩み続けている・・・・

私が自分のHIV感染を疑ったとき、かなり上記に近い状態でした。とにかく不安で不安でたまりませんでした。

ただ、私の場合はあまりに不安が大きくてHIV検査を受けるのが怖くて、保健所に行くことが出来ませんでした。

でも、いったんHIVを受けよう、と決心してからは、一刻も早く検査を受けたくなりました。とにかくHIVに感染しているのかどうか分からない不安な状態から抜け出したかったのです。

世の中のHIV感染不安に悩む人たちの中には、到底3ヶ月も待てないと思う人が大勢います。でも医者や保健所の職員は、3ヶ月経過してからHIV検査を受けて下さいと言います。

それは、HIV感染が1ヶ月目に分かろうと3ヶ月目に分かろうと、治療という観点からは大差ないからです。だから確実にHIV検査が可能になる3ヶ月を過ぎるまで待って検査を受けて下さいと言います。

しかし、繰り返しますがHIV感染の不安を抱える当事者としてはそんな冷静にはなれません。一刻も早くHIV検査を受けたいのです。それは理屈ではなく感情の問題です。

そこで、ここではHIV感染の可能性があった日から3ヶ月経過しなくても検査を受ける方法をあなたにお伝えします。

もしもあなたがHIV感染の不安を感じて、どうしても早く検査を受けたいなら、ぜひ参考にしてください。また、そんな検査を受けたいような状況にないなら、一般的な知識として読んで下さい。

◇NAT検査を受ける

一般に、HIVに感染してからHIV検査が可能になるまでの期間をウインドーピリオドと呼びます。この期間はHIV検査を受けても正確な検査が出来ません。

現在、HIV検査で最もウインドーピリオドが短い検査はNAT検査(Nucleic acid Amplification Test)です。

私が調べたところ、最短でHIV感染から11日目に検査可能と書かれてありました。

ただ、他に2~3週間後とするサイトもあって、見解が統一されていないようです。(例えばこちらのサイト)

しかし、いずれにしてもウインドーピリオドが最短の検査であることでは一致しています。

もしもあなたがNAT検査を望むなら、こちらから医療機関を検索することが出来ます。

『HIV検査相談マップ』

上記サイトで私が調べたところ、NAT検査が可能な施設が10か所見つかりました。

◇全国のNAT検査が可能な保健所・医療機関

●神奈川県
関内マリンクリニック(横浜市)

●東京都
八重洲山の手クリニック
新宿山の手クリニック
渋谷山の手クリニック
池袋山の手クリニック
医療法人社団 尾関皮膚泌尿器科(東京江東区)
あおぞらクリニック新橋院
文化村通りクリニック(東京渋谷区)

●大阪府
太融寺町谷口医院(大阪市)
大里クリニック(大阪池田)

以上の10ヶ所がNAT検査を行っています。

ただし、文化村通りクリニック太融寺町谷口医院『HIV検査相談マップ』から削除されています。しかし、私がホームページを確認したところ、現在でもまだNAT検査可能と確認出来ましたので当サイトでは掲載しています。

あなたがNAT検査を受けるときは最新情報をご確認下さい。(2016年1月25日現在)

あなたの最寄に見つからなければちょっと大変ですね。

ただ、私が調べたサイトには載っていないけどNAT検査を行っている医療機関が他にもあるかも知れません。

なお、NAT検査の検査代は¥15,000程度で、健康保険は適用されず、全額自己負担となります。(谷口医院のホームページ)

それにNAT検査ではHIV-1型しか検査出来ません。

仮にあなたが3ヶ月待たずにNAT検査を受けて陰性になっても、まだHIV-2に感染している可能性があるため、3ヶ月経過してから再度、HIV抗体検査を受け直す必要があります。

実際には日本国内においてHIV-2型は数件しか発見事例がないのですが、それでも可能性がゼロではありません。

なお、献血で集めた血液を検査する血液センターのNAT検査では、HIV-1とHIV-2を同時に検査しています。

◇第四世代のHIV検査を受ける

HIV検査も第一世代から現在では第四世代まで進化しています。あなたが保健所や病院でHIV検査を受けるとき、一般にはHIV抗体検査を受けることになります。

これはあなたがHIVに感染することによって体内に作られるHIV抗体を見つける検査です。

第四世代のHIV検査では、HIV抗体と同時にHIV抗原も見つけます。そのため、抗原・抗体検査とも呼ばれています。

HIV抗原検査ではHIVの部品の1つである、p24と呼ばれるタンパク質を見つけます。つまり、HIV抗体と違ってHIVそのものを見つける検査です。

このp24はHIV抗体よりも体内に現れるのが早く、HIV感染から20日~30日後だと言われています。

従って、第四世代のHIV検査においてはウインドーピリオドは30日とされています。

しかしp24を見つける抗原検査は通常HIV-1しか検査できず、HIV-2に感染しているとパスしてしまいます。

そのためHIV-2も検査可能な抗体検査を組み合わせて、抗原・抗体検査として運用されています。

でも抗体検査におけるウインドーピリオドは90日なので、第四世代のHIV検査を90日より前に受けて陰性になっても、念のために90日以上経って再度抗体検査を受けることが必要です。

日本におけるHIV-2の感染事例はこれまで数件しか報告されていないのですが、可能性がゼロではないので再検査が必要です。

全国の保健所で行っているHIV検査では、一部の保健所が第四世代のHIV検査を導入しているそうです。

しかし、どこの保険所が採用しているのかまでは不明です。「第四世代の抗原・抗体検査はどの程度採用されているのか?」参照

管理人注記:(2015年12月10日)現在の保険所や病院で行っているHIV検査はほとんど第四世代、抗原・抗体検査です。そしてウインドーピリオドを従来の90日から60日に短縮する保健所も現れました。あなたの最寄の保健所でご確認下さい。

◇第三世代のHIV検査を受ける

NAT検査は実施している医療機関が限られているし費用もかかります。第四世代のHIV検査は保健所なら無料ですが全ての保健所が対応している訳でもありません。

では、NAT検査も第四世代のHIV検査も受けられないあなたはどうすればいいでしょうか?この場合はやむを得ないので、第三世代のHIV検査を受けます。

この第三世代はどこの保健所、病院でも行っています。私が調べた範囲では、これより前の第二世代のHIV検査を行っている医療機関はありません。

むろん、あなたがHIV感染の可能性があった日から3ヶ月を待たずに第三世代のHIV検査を受けた場合、正確な判定は出来ません。しかし、全く意味がないかと言えばそんなことはありません。

HIVに感染してからHIV抗体が作られるまでの期間には個人差があり、保健所や病院ではかなり大目に余裕を持った設定にして3ヶ月としているのです。

実際には1ヶ月や2ヶ月でHIV抗体ができる人も大勢います。

従って、あなたが仮に30日目にHIV検査を受けたとして、、万一陽性なら早期治療を受けることができてエイズ発症を防ぐことも可能です。

また陰性になったら、100%安心は出来ませんが、HIVに感染していない可能性が高いと分かります。多少なりとも気が休まるのではないでしょうか。

ただし、3ヶ月が経過してから再検査を受けることは必須です。

この3ヶ月待たずにHIV抗体検査を受けることについては、『HIV検査相談マップ』にも解説があるので参考にしてください。

なお、一部の保健所において抗体検査のウインドーピリオドを60日(2ヶ月)としているところがあります。これが第三世代なのか、第四世代なのか不明です。

また、私がいくつかの保健所を調べたところ、即日検査を90日、通常検査を60日と設定している保健所もかなりありました。

管理人注記:(2015年12月10日)先ほども注記で書きましたが、現在ではほとんどの保健所、病院が第四世代のHIV検査に切り替わっています。同じ第四世代でもウインドーピリオドが90日、60日、両方あってその基準がはっきりしません。単に即日、通常だけの区分けではないようです。)

◇HIV検査キットは?

当サイトでご紹介しているHIV検査キットはHIV抗体検査です。従って、正確な検査のためにはHIVに感染した可能性があった日から3ヶ月経過してHIV検査キットを使う必要があります。

前項でも書いた通り、HIV検査キットでも3ヶ月経過前にHIV検査をして全く意味がないということはありません。

しかし保健所と違って検査キットは無料ではありません。1回あたり3000円から5000円くらいかかります。

それでもどうしても待てない、少しでも安心したい、と思うあなたは万全ではないことを承知で検査キットをお使い下さい。

ただし、必ず3ヶ月が経過してから再検査を受ける必要があります。決して1ヶ月、2ヶ月経過した時点の検査結果で終わらないようにして下さい。

なお、1ヶ月目や2ヶ月目の検査でHIV陽性が出ることもあります。その時のために、ぜひこの記事を読んで下さい。⇒『検査キットでHIV陽性なら?』

◇まとめ

では、いままでのお話を最後にまとめておきます。

●NAT検査
HIV感染11日目から検査可能(ただし、2週間から3週間後とする説もあり)HIV-1のみ検査。

●第四世代HIV検査(抗原・抗体検査)
抗原検査はHIV感染から30日経過すれば検査可能(ただし、HIV-1型のみ)

●第三世代HIV抗体検査
HIV感染から3ヶ月経過して検査可能。ただし、1ヶ月目、2ヶ月目でもそれなりの意味はある。(HIV-1、HIV-2が検査可能)

最後に繰り返しますが、あなたがどの検査方法を選択しても、最終的には3ヶ月が経過して再度HIV検査を受ける必要があります。

このことを絶対に忘れないで下さい。感染の可能性がわずかであっても存在している限り不安は消えません。

管理人注記:保健所における検査可能時期が、60日設定と90日設定の2通りあることについて、管理人は地元の保健所、及びエイズ予防情報ネットに電話で確認してみました。

●地元の保健所(90日設定):保健所ごとに検査精度、検査方法が異なるのでよその保健所の設定については分からない。

●エイズ予防情報ネット:第四世代の通常検査においては60日、その他は90日設定となっている。

このような回答でした。詳細は姉妹サイトに記事がありますので、そちらをご覧ください。

『HIV検査の2ヶ月・3ヶ月問題、その真相は?』(HIV感染症の検査・症状100問100答)

 

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