STD研究所の公式サイトが4月3日、大幅リニューアルされました。

私は2009年の12月からずっとSTD研究所の検査キットを利用しているのですが、これだけ大きなリニューアルは初めてです。

今までにも増して性感染症に関する有益な情報が満載になりました。

ハッキリ言って、性感染症の検査キット販売している会社がここまでやるか、みたいな情報量の多さです。検査キットに関係ない情報も多いのです。

例えば、どんな症状の時に、どんな病院へ行ったらいいのか、また治療費はどのくらいか、など病気ごとに詳しい説明があります。

これって、検査キット買わない人でも大変参考になる情報です。他にも性感染症の予防法や現在注意すべき性感染症の動向情報なども多数掲載されています。

全部見てると相当時間がかかるので、まずは全体をパラパラっと見てあなたの興味を引くページからご覧になったらいかがでしょうか。




■STD研究所のリニューアル公式サイトを見る

 

◇検査キットの各病気ごとの検査方法が明記されました

今回のリニューアルでは色々と有益な情報が追加になっていますが、その1つが検査キットの検査方法です。各検査項目ごとにどんな検査方法を採用しているか明記されています。

リニューアル前も一部には検査方法が書かれていましたが、今回のリニューアルでかなりハッキリ検査方法が分かるようになりました。

むろん、私たち利用者が検査キットの検査方法を詳しく知る必要はないかも知れません。でも、中にはとても貴重な、ぜひ知っておくべき情報も含まれています。

では、STD研究所のリニューアル公式サイトから、各性感染症の検査方法をここで紹介しましょう。合わせて絶対知っておくべき情報も紹介します。

 

■各性感染症の検査方法一覧

病 名 検査方法・備考
HIV(エイズ) ●化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法)

第四世代のHIV検査と呼ばれ、HIV抗体とHIV抗原を同時に検査出来ます。

HIV抗原はHIV抗体より早く体内に出現するため、抗体だけを検査する第三世代のHIV検査よりHIV感染初期の検査の信頼性が高くなっています。

現在、多くの保健所、病院ではこの第四世代のHIV検査が普及しています。

郵送式のHIV検査キットでは、私が調べた限りSTDチェッカーのみが第四世代のHIV検査です。

梅毒  ●TP抗原法(CLEIA法)

血液中の「TP抗体」の有無を調べる検査です。

TP抗体とは、梅毒の病原菌「トレポネーマ・パリダム(T.p.)」が侵入した際に、体内で作られる抗体です。

過去に梅毒感染歴がある人は、治癒していても陽性(+)とでる検査です。従って感染の経験がある人は検査キットが使えません。医療機関で検査を受けて下さい。

B型肝炎 ●HBs抗原検査(CLEIA法)

血液中にHBs抗原が存在するかどうかを検査します。保健所や病院で行うスクリーニング検査と同じ方法です。

C型肝炎 ●HCV抗体検査(CLEIA法)

血液中にC型肝炎ウイルスに対する抗体(HCV抗体)が存在するかどうかを調べます。保健所や病院で行うスクリーニング検査と同じ方法です。

過去に感染歴がある人は、治癒していても陽性(+)とでる可能性があります。従って感染の経験がある人は検査キットが使えません。医療機関で検査を受けて下さい。

クラミジア ●TaqManPCR法

クラミジアのDNAを増幅して調べる感度の高い検査法で、わずか数個のクラミジアも逃しません。また、感染の機会からすぐに検査ができます。

従来採用されていたPCR法の改良版であり、偽陽性が多いと言われるSDA法の短所を解消した検査法でもあります。

淋菌 ●TaqManPCR法

淋菌のDNAを増幅して調べる感度の高い検査法で、わずか数個の淋菌も逃しません。また、感染の機会からすぐに検査ができます。

カンジダ ● 塗抹検査(塗抹鏡検)

腟分泌液を採取し、スライドグラスに塗抹し(塗りつけ)て染色し、顕微鏡で拡大してカンジダ菌の存在を調べる検査です。検査結果がすぐに分かります。

「染色標本鏡検法」ともいい、染色方法にはギムザ染色法を採用しています。

膣トリコモナス ● 塗抹検査(塗抹鏡検)

腟分泌液を採取し、スライドグラスに塗抹し(塗りつけ)て染色し、顕微鏡で拡大してトリコモナス原虫の存在を調べる検査です。検査結果がすぐに分かります。染色方法にはギムザ染色法を採用しています。

マイコプラズマ

ウレアプラズマ

●PCR法(核酸増幅法の一種)

マイコプラズマ、ウレアプラズマの遺伝子(抗原)を何万倍にも増幅して見つけ出す方法です。

ほんのわずかなマイコプラズマ、ウレアプラズマでも見つけることができるとても感度が高い検査です。日本国内で利用できるマイコプラズマ、ウレアプラズマの検査はこの検査法のみだそうです。

高リスク型HPV
(子宮頸がんの原因菌)
●PCR法(核酸増幅法の一種)

HPV の遺伝子(抗原)を何万倍にも増幅して見つけ出す感度の高い検査方法です。検査キットでは、16型、18型を含む高リスク型HPVの存在を調べます。

一般細菌
(細菌性膣炎)
● 塗抹検査(塗抹鏡検)

腟分泌液を採取し、スライドグラスに塗抹し(塗りつけ)て染色し、顕微鏡で拡大して一般細菌の存在を調べる検査です。染色方法にはギムザ染色法を採用しています。

以上がSTDチェッカーで採用されている、各性感染症ごとの検査方法です。

では次に、検査方法から特にこれだけは知っておいてください、と言う情報をピックアップして紹介したいと思います。

 

◇検査方法に由来する、絶対知っておいて欲しい情報

あなたにぜひとも知っておいて欲しい情報は、HIV、梅毒、C型肝炎に関する情報です。

●HIV

第四世代のHIV抗原抗体検査を採用しています。表中にも書きましたが、HIV抗原を検査出来るため、感染初期の検査の信頼性が高くなっています。

HIV抗原の出現時期には個人差もあるため、STD研究所では感染の可能性があった日から3ヶ月過ぎて検査キットを使うように案内しています。

しかし、あなたがどうしても3ヶ月待てないくらい不安なら、1ヶ月後、2ヶ月後の検査もアリです。その時期で陰性判定なら、あなたはHIVに感染していない可能性が高いです。

第三世代のHIV抗体検査より、高い信頼性でそう推測出来ます。それで少しは安心出来るのではないでしょうか。

ただし、万全を期して3ヶ月後の再検査は絶対に必要です。この点ご注意下さい。

なお、第四世代のHIV検査は、私の調べた限りではSTDチェッカーのみであり、他社は第三世代のHIV検査です。HIV検査キットを選ぶなら、信頼性の高い方をお奨めします。

 

●梅毒

これも表中に書きましたが、TP抗原法を採用しているため、過去に梅毒に感染した病歴のある人には検査キットが使えません。医療機関で検査を受けて下さい。

もしもあなたに感染歴があるのに検査キットを使用すると、現在は感染していない(完治している)のに陽性判定が出る可能性があるのです。

つまり、陽性になっても過去の感染か、現在の感染か、判定出来ません。

 

●C型肝炎

HCV抗体検査を行うのですが、過去に感染歴があると治癒していても陽性判定になる可能性があります。従って、感染歴のあるあなたは検査キットではなく、医療機関で検査を受けて下さい。

 

以上の注意点については、STD研究所の公式サイトに詳しく書かれています。また、実際に検査キットを購入すると取り扱い説明書にも書かれています。

しかし、使えない検査キットを購入してから分かってもお金が無駄になります。事前に知っておくことが必要です。

今回はSTD研究所の公式サイトがリニューアルされ、新しいコンテンツの中からその一部を紹介しました。各性感染症の検査方法です。

これ以外にも色んな性感染症に関する情報が掲載されています。検査キットを探す人はむろん、そうでない人も役に立つ記事が満載です。ぜひ一度、ご覧ください。




■STD研究所のリニューアル公式サイトを見る