梅毒の感染拡大、流行が収まる気配が全くありません。

私が毎度お世話になっているSTD研究所も7月は梅毒の特集を組んでいます。

何しろ2017年(平成29年)は新規梅毒感染者が5,820人報告され、テレビ、新聞など各メディアに大きく取り上げられました。

梅毒感染者はこの7年間で9倍にも増えているのです。

今回は改めて梅毒大流行の対策について私たちの出来ること、やるべきことを考えてみたいと思います。

 

◇梅毒感染者はこんなに増えている!

まずは新規梅毒感染者がどれだけ急増しているか、ご覧頂きましょう。

■男女別 新規梅毒感染者の推移(図1)

梅毒男女別

 

図1の通り、新規梅毒感染者は7年前くらいから増加傾向にあり、この数年はまさに急増しています。それも男性だけではありません。

図1に示した通り、女性にも梅毒感染者は増えています。しかも、女性の場合は若い世代に急増しているのです。

新規梅毒感染者が5,000人を超えたのは実に44年ぶりのことでした。

■2018年の新規梅毒感染者(図2)

5月月別

 

44年ぶりに新規梅毒感染者が5,000人を超え、色んなメディアにニュースとして取り上げられた2017年でしたが、2018年は更に感染者が拡大増加しています。

国立感染症研究所の週報から月別のデータをグラフ化してみたのが図2です。一目瞭然、2018年は前年の3割増のペースで新規梅毒感染者が報告されています。

もしも5月末までのペースで12月末まで増え続けると、単純計算では7,000人を超えるペースとなります。

 

◇保健所における梅毒検査

さすがにここまで梅毒感染者が増加すると国や各医療機関も本格的に感染防止対策を打ち出しています。

その1つが、『ストップ梅毒プロジェクト』です。

このプロジェクトは日本性感染症学会・日本感染症学会・日本化学療法学会・日本環境感染学会・日本臨床微生物学会の5つの学会が共同で梅毒対策にあたるものです。

このプロジェクトが用意したリーフレットがあります。この中に次ぎのような案内が書かれています。

 

『(梅毒は)症状があってもなくても保健所で相談・検査が受けられます。』

 

こう書かれています。

一般に、HIV(エイズ)検査が全国の保健所で無料、匿名なのは知られていると思うのですが、実は梅毒も無料で検査を受けることが出来ます。

ただし、全国どこの保健所でも可能と言うわけではありません。そこがHIV検査と違う点です。

また、梅毒検査はHIVとの同時検査が条件であり、単独では検査してもらえません。

 

では、実際に梅毒検査を実施している保健所は全国にどのくらいあるのでしょうか。

2015年(平成27年)の保健所検査の実態を厚生労働省がアンケート調査しているのですが、それによるとアンケートに回答した全国484ヶ所の保健所のうち、319の保健所で梅毒検査を実施していました。

これは回答した保健所の66%にあたり、2/3の保健所では梅毒検査をやっていました。

 

そして2018年(平成30年)はどうでしょうか。これだけ梅毒感染者が増え、しかも若い女性の感染者が増えたことで母子感染も増えているのです。

保健所としても梅毒検査に注力しているのではないでしょうか。

2018年については先のアンケート調査のようなものは見つからず、私が自分で全国の保健所をホームページから調べてみました。

 

さすがに560ヶ所以上ある全国の保健所全てを調べるのは困難なので、北海道から沖縄まで10%にあたる56ヶ所を調べてみました。

結果は5ヶ所だけ梅毒検査がなく、あとの51ヶ所では無料で梅毒検査を実施していました。これは91%に当たります。ただし、HIVとの同時検査になります。

調査範囲が全体の10%なので、何とも言えないのですが2015年の66%よりも梅毒検査を行う保健所は増えているのではないでしょうか。

 

◇無症候でも梅毒検査は必要

一般に梅毒に感染すると必ず症状が出ると思っている人が多いと思います。しかし、実際には梅毒に感染しても症状の出ない無症候梅毒感染者も大勢います。決して例外的と言えるような少数ではありません。

「ストップ梅毒プロジェクト」から私たちに警告している『国民の皆さんに向けた私たちのメッセージ』の中にも、梅毒の症状について次のように書かれています。

 

『症状が現れない梅毒もあり、全く症状がないこともあります。』

 

これが無症候梅毒と呼ばれるものです。

国立感染症研究所のホームページには、2017年と2018年の第1四半期(1月~3月)の梅毒動向が載っているのですが、それによると梅毒感染が報告された患者の24.3%は無症候梅毒でした。

つまり、4人に1人は無症候梅毒であり、自覚症状はなかったのです。

『日本の梅毒症例の動向について』(国立感染症研究所)

 

従って、もしもあなたに梅毒感染の心当たり、不安があれば、例え自覚症状が何もなくても、早期の梅毒検査を受けて下さい。

梅毒に限らずどんな病気でも早期発見、早期治療は大切です。梅毒もその例外ではなく、発見が早いほど治療期間は短くて済むし、他の人にうつしてしまうリスクも減ります。

 

◇コンドームだけでは梅毒感染は防げない

「私はいつもコンドームを使っているから安心だ。」

あなたはそう思っているかも知れませんね。しかし、そう安心もしていられません。

梅毒はコンドームだけでは感染を防ぐことが出来ない性感染症なのです。場合によってはキスだけでも感染します。

先に出てきた、ストップ梅毒プロジェクトのリーフレット『国民の皆さんに向けた私たちのメッセージ』にもコンドームだけでは感染が防げないと書かれています。

 

むろん、コンドームが有効なのは間違いありません。感染防止には必須のアイテムです。しかし、それだけでは十分とは言えないのです。

梅毒は感染した場所に患部が発生し、その患部に触れると感染します。コンドームではカバー出来ない場所に患部が出来れば、そこから感染するのです。

唇や口腔に患部が出来ればキスでも感染する可能性があります。

従って、コンドームを使うだけでなく、感染リスクのある相手との性行為を避けることが必要になります。

 

しかし、そうは言っても、それを全ての人が100%完全に実行するのはこれまた難しいでしょう。

だとすれば、やはり早期の梅毒検査が必要になります。先ほども説明したように自覚症状の有無は感染の判定には使えません。

仮に何も自覚症状がなくても梅毒感染の不安、心当たりがあれば早目の梅毒検査をお奨めします。ほとんどの保健所では無料で梅毒検査をしてくれます。

ぜひ、あなたの最寄の保健所でご確認の上、検査を受けて下さい。

 

でも、どうしても保健所には行きたくない、行けないというあなたには自宅で使える郵送式の梅毒検査キットもあります。

正しく使えば保健所と同じ信頼性の梅毒検査が可能です。不安を放置することなく、早期検査を受けて下さい。

 

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